1959' XLCH クラッチ修理。

クラッチが張り付いてしまい入庫したアイアン。
 クラッチ以外にも見直す所が沢山ありますが、まずはクラッチ。
 プライマリーカバーを開けてみると、なんとドームカバーが付いていません。
しかも調整スタッドえらい飛び出てるし。
 この年式は乾式なので、湿式用のクラッチを使用しない限りドームカバーは必須です。
ドームカバーが有る事で、クラッチ板にオイルが行くのを防いでいます。
 勿論そこだけで防いでいるわけではありません。
プシュロッドシールはくたびれていますし、液体ガスケットダクダク。
ここは一度綺麗にし、シールも交換しました。
 クラッチハブシールも交換。
 どうせ開けたついでなら、スプロケットシャフトのシールも交換します。

画像では分かり難いですが、ハブナットのネジ山がかなり浅くなっていました。
シャフトは無事だったので良かったですが、ナットは交換します。
 クラッチ板も新品と比べると、厚みにかなりの差があります。
調整スタッドがやたら長く飛び出ていたのはクラッチ板が磨耗しているのに、
部品交換せずに調整でごまかしたからなのでしょうね。
 クラッチリリースワームもかなり変形していましたし、
ワイヤーを引っ掛ける所が完全に開いてしまっていました。
捻りを戻して、 クラッチワイヤー取り付け部分は弱いので
ワッシャーを溶接して補強しました。
  リリーシングディスクのプシュロッドが当たる部分にクラックがあった為、
これも溶接で修理しました。
 新品のクラッチ板を組み込み、
 調整。
 ドームカバーを取り付けて、
 完成です。





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